wikipedia解体新書

wikipediaを読み解くブログ

実は続きがある言葉

一例として『百聞は一見に如かず』という趙充国による漢書を出典とする有名なことわざを挙げます。
これは『百回聞くよりも、たった一度でも自分の目で見たほうが確かだということ』という意味で知られていると思いますが、実はこのことわざには続きがあるんです。

 

百聞は一見に如かず
(ひゃくぶんはいっけんにしかず)
百見は一考に如かず
(ひゃっけんはいっこうにしかず)
百考は一行に如かず
(ひゃっこうはいっこうにしかず)
百行は一効に如かず
(ひゃっこうはいっこうにしかず)
百効は一幸に如かず
(ひゃっこうはいっこうにしかず)
百幸は一皇に如かず
(ひゃっこうはいっこうにしかず)

百聞は一見にしかず、の続きはこんなことに | 子供でも分かることわざ格言辞典と慣用句の意味

 

簡単に言うと下のような感じです。

①聞くだけよりも、見るとなお良い

②見るだけよりも、考えるとなお良い

③考えるだけよりも、行動するとなお良い

④行動するだけよりも、成果があるとなお良い

⑤成果があっても、自分が幸せになる方がなお良い

⑥自分だけ幸せになるよりも、皆を幸せにする方がなお良い

 

哲学的な話ですね(小並感)

⑤から性質が変わっているような気がします

功利主義とは何か | 哲楽

 ↑の記事がわかりやすいですが、①〜④は帰結主義、⑤以降は幸福主義と言えますね

ざっくり言えば、この諺は功利主義的な考え方だと言えます。

 

かれんだぜ!つきひだよ!予告編クイズ!

男は度胸、女は愛嬌っていうけれど、実はその続きもあります!それはなんでしょう?

 

次回、坊主はお経

※ただの語呂合わせです