実は続きがある言葉
一例として『百聞は一見に如かず』という趙充国による漢書を出典とする有名なことわざを挙げます。
これは『百回聞くよりも、たった一度でも自分の目で見たほうが確かだということ』という意味で知られていると思いますが、実はこのことわざには続きがあるんです。
百聞は一見に如かず
(ひゃくぶんはいっけんにしかず)
百見は一考に如かず
(ひゃっけんはいっこうにしかず)
百考は一行に如かず
(ひゃっこうはいっこうにしかず)
百行は一効に如かず
(ひゃっこうはいっこうにしかず)
百効は一幸に如かず
(ひゃっこうはいっこうにしかず)
百幸は一皇に如かず
(ひゃっこうはいっこうにしかず)
簡単に言うと下のような感じです。
①聞くだけよりも、見るとなお良い
②見るだけよりも、考えるとなお良い
③考えるだけよりも、行動するとなお良い
④行動するだけよりも、成果があるとなお良い
⑤成果があっても、自分が幸せになる方がなお良い
⑥自分だけ幸せになるよりも、皆を幸せにする方がなお良い
哲学的な話ですね(小並感)
⑤から性質が変わっているような気がします
↑の記事がわかりやすいですが、①〜④は帰結主義、⑤以降は幸福主義と言えますね
ざっくり言えば、この諺は功利主義的な考え方だと言えます。
かれんだぜ!つきひだよ!予告編クイズ!
男は度胸、女は愛嬌っていうけれど、実はその続きもあります!それはなんでしょう?
次回、坊主はお経
※ただの語呂合わせです